『多賀 光の多面体』終幕

『多賀 光の多面体』(@東北歴史博物館屋外水上能舞台)2夜の演目がお天気に恵まれ無事に幕を閉じることができました。
東北歴史博物館にご来場くださったお客様、寒中誠にありがとうございました。
共演者、スタッフの皆様、ご一緒出来ましたことは今後の糧となります。
本番に行き着く迄の道程は厳しいものでした。
天候とスケジュールとの睨み合い、そして強風と数時間毎に襲ってくる豪雨との戦い。
衣装さんは湿気から衣装を守り、音響さんはマイクを守り、音楽隊は楽器を守りながら演奏、照明さんは機材を守り、舞台さんは距離のある現場を走り回り、市役所の方はモップをかけ終えてまたかけて、光のアートの山崎先生は雨の中潜水作業、演者は傘をさしながら、またはレインコートを着て暴風雨の中舞い、歌う。
天候と舞台の成功を祈る時、長い年月かけて受け継がれてきた、復興への願いと重なるものがあるのではないかと思ったものでした。

その苦難を乗り越えて、素晴らしい皆様と作ったものが、素晴らしい作品になりました。
お客様が余韻に浸って帰路を辿って行かれたこと、二夜連続で見てくださったお客様が多かったこと、多賀城市、東大寺の歴史の一片になれたことは大きな喜びです。
先人達の功績を称えると共に、作品に携わるご縁をいただけた事に感謝致します。ありがとうございました!

様々な表現フィールドの融合を実現させることは、難しいことなのかもしれません。でも私は多面体表現者として今後もそこにチャレンジしたいと思っています。
また新たな道を切り開き、橋渡し的存在として多くの方々と作品作りが出来たら幸せです。

映像もお写真も、スマホやデジカメでの撮影を皆様からいただきました。ありがとうございます。
お写真を一緒に撮れなかった方が多くいらっしゃるのが残念です。

今日まで東北は山形の親戚のところに滞在し、温泉と美味しいご飯で心身療養をしていました。
やっぱり天然温泉ですね。
祖父が生まれ育った家、明治25年から続く酒造所にも始めて訪れることが出来ました。

北で多くの方が読まれている《河北新報》さんの新聞とWEBに大きく載せてくださいました!!

河北新報の写真と記事