『良寛』

お客様に喜ばれて『良寛』が無事終演しました。
津村先生が見繕ってくださったお能の装束に初めて袖を通した時は、魂が宿っているような感覚さえ覚え、時間/歴史を感じました。
「水衣(みずごろも)」という上衣は、女性が能を演じるのが許されていなかった時代に、初めて師範の免状を受けた女性、先代の津村紀三子氏のもの。
感激でした。

新作能での自由な表現の創作は、プレッシャーもあり、楽しみもあり、冥利に尽きました。
「和」に益々魅了されます。

楽屋のビニールシート、客席の状態やスタッフさんとの距離感、お客様との面会禁止に今を思い知らされました。
が、この時世柄か、お客様お一人お一人がメッセージで熱いご感想を送ってくださいました。
駆けつけてくださったお客様、ご検討くださった方々、応援に心から感謝申し上げます。

また気兼ねなくお客様と感動を共有出来る日を楽しみに、励みます!

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