中秋の名月と雅楽

未知の可能性に挑戦し続ける奇才が企画する雅楽の会に行ってきました。
笙(しょう)の超絶技巧をお持ちの真鍋尚之さん。
都築民家園という素晴らしい場所での演奏会でした。
奈良のお茶とお月見団子のおもてなしで開演を待つ時間。
1300年前から口伝という口伝えの方法で継承されてきた雅楽ですが、実際にお客様に口伝して雅楽体験をするコーナーもあったり、なんといっても吹き抜けの藁葺き家屋で、座布団1枚分の距離で演奏を見て聴いて触れているうちに、「私たち一人一人尊い存在なんだよな。」と感じたり、雅楽を身近に感じさせていただけるとても貴重な良い時間でした。これは万人に良い!
雅楽って一年に一度(元旦の早朝)しかテレビで放送されないんですって。そう言われてみれば!

私は今先住民の自然観について調べ物をしているのですが、テクノロジーが発展し過ぎている昨今、太古の叡智や、継承されてきたことにも注目すると、エコに繋がり共存、調和出来るのではないかと感じています。

真鍋さんの他にも、共演したことのある三浦さん(篳篥ひちりき)、そして太田さん(横笛おうてき)、再会と皆様の共演が嬉しかったです。
共通の知人もちらほらで、出演者の皆様と盛り上がり、楽屋にお邪魔させていただきました。
次回もとっても楽しみです。


笙奏者の豊(左)さん(無形文化財となっている宮内庁の雅楽団所属)と奇才笙奏者の真鍋さん(右)。


篳篥奏者の三浦さん(左)と横笛奏者の太田さん(右)


ほぼ藝大ご出身とのこと。実に面白味がある多才な皆様。


前半は装束をつけて厳かに。


超満員。地元でこんな会があったら良いですよね。


奈良のお茶を頂け、開演前からテンション上がります。

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